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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻4号

1993年04月発行

文献概要

技術講座 生化学

トリグリセリドの測定法

著者: 信岡学1

所属機関: 1旭川医科大学附属病院検査部

ページ範囲:P.319 - P.325

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サマリー
 トリグリセリド(中性脂肪;TG)測定法は化学的測定法であるアセチルアセトン法に代表されたが,近年の著しい酵素の開発により,リポプロテインリパーゼ(LPL)水解後,GK-GPO-POD法,すなわち,過酸化水素(H2O2)を検出反応とする方法が,簡便で,しかも正確度も高く,広く利用されている.
 しかし,TGを水解し,生成されたグリセロールを測定原理としているために,特にグリセロール製剤投与の遊離グリセロールを消去しなければならない.
 現在,標準的測定法として,TGをアルコール性KOHでケン化(水解)後,GK-PK-LDH法によるNADH(340nm減少法)検出法が勧告(案)として検討されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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