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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻4号

1993年04月発行

文献概要

検査ファイル

尿中薬剤結晶

著者: 鈴木正伸1

所属機関: 1国保日高総合病院中央検査室

ページ範囲:P.360 - P.360

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 尿中には,血中の不要産物や有害物質などとともに,投与された薬剤も排泄される.それらが,なんらかの条件の下で板状,球状,針状,角柱状など種々の形に結晶化したものが薬剤結晶である.
 薬剤結晶の多くは,極めて少量のため見逃すことも多いが,結晶の有無が尿中薬剤量の多少を表しているわけでもなく,臨床的意義も乏しいために見逃してもあまり問題にならない.多量に認められる場合などは,薬剤結石の存在を疑うこともできるので見逃してはいけない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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