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尿中薬剤結晶
著者: 鈴木正伸1
所属機関: 1国保日高総合病院中央検査室
ページ範囲:P.360 - P.360
文献購入ページに移動 尿中には,血中の不要産物や有害物質などとともに,投与された薬剤も排泄される.それらが,なんらかの条件の下で板状,球状,針状,角柱状など種々の形に結晶化したものが薬剤結晶である.
薬剤結晶の多くは,極めて少量のため見逃すことも多いが,結晶の有無が尿中薬剤量の多少を表しているわけでもなく,臨床的意義も乏しいために見逃してもあまり問題にならない.多量に認められる場合などは,薬剤結石の存在を疑うこともできるので見逃してはいけない.
薬剤結晶の多くは,極めて少量のため見逃すことも多いが,結晶の有無が尿中薬剤量の多少を表しているわけでもなく,臨床的意義も乏しいために見逃してもあまり問題にならない.多量に認められる場合などは,薬剤結石の存在を疑うこともできるので見逃してはいけない.
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