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非RI-DNAプローブによる抗酸菌の同定
著者: 小堀一乃1
所属機関: 1獨協医科大学越谷病院臨床検査部
ページ範囲:P.362 - P.362
文献購入ページに移動 抗酸菌の同定は,従来ナイアシン試験および鑑別同定キットが用いられてきたが,これらの方法による抗酸菌の同定は長期間を要するため,迅速診断法の開発が切望されていた.
近年,遺伝子診断技術は臨床検査の分野に応用され,感度,特異性が高く,迅速性に優れた診断用試薬が開発され,一部実用化されている1).抗酸菌を対象とした遺伝子診断は,臨床材料から直接遺伝子を検出するものではなく,分離菌の同定として応用されている.
近年,遺伝子診断技術は臨床検査の分野に応用され,感度,特異性が高く,迅速性に優れた診断用試薬が開発され,一部実用化されている1).抗酸菌を対象とした遺伝子診断は,臨床材料から直接遺伝子を検出するものではなく,分離菌の同定として応用されている.
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