icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻4号

1993年04月発行

文献概要

トピックス

人工内耳

著者: 舩坂宗太郎1

所属機関: 1東京医科大学耳鼻咽喉科学

ページ範囲:P.372 - P.373

文献購入ページに移動
はじめに
 人工内耳(cochlear implant)は,聾患者に会話能力をよみがえらせるという点で画期的な新医療である.今までは手話とか筆談でしかできなかった患者が,人工内耳を付けるとわずか2か月のリハビリテーションで会話が一応可能となる.彼らは生きる喜びを得たと一様に述べており,聾,つまり音声による会話もできず,外界の音とまったく遮断されているという苦痛が健聴者には計りしれないほど大きいことを痛感させられている.
 ここでは,人の言語聞き取りのしくみ,われわれが用いている22チャンネル人工内耳の構造,そして装用患者の言語聞き取り能力について解説しよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら