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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻5号

1993年04月発行

文献概要

増刊号 臨床化学実践マニュアル I.緊急検査への対応

8.酵素

著者: 大久保昭行1

所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.35 - P.38

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■緊急検査で測定される血清酵素
 1.血清酵素値変動の病態生理
 血清酵素値は,障害を受けた組織から酵素が血液中に逸脱するために上昇する.血清酵素値は,障害の範囲と程度が大きいほど,高くなる傾向がみられる.しかし,障害部を灌流している血管が閉塞している場合や,組織全体が荒廃している場合には,血中の酵素値はそれほど高くならない.
 血清酵素値と障害との間には次のような変動要因がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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