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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻5号

1993年04月発行

文献概要

増刊号 臨床化学実践マニュアル II.日常検査における異常値への対応 2.蛋白質成分

(6)IV型コラーゲン

著者: 福村幸仁1 吉井知恵子1 小林功2

所属機関: 1群馬大学医学部付属病院検査部 2群馬大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.79 - P.81

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はじめに
 人体を構成する蛋白質の30%を占めるといわれているコラーゲンは,線維として存在し,骨,軟骨,真皮,筋膜,腱,靱帯,血管壁,角膜,硝子体などの結合組織や,それらの豊富な臓器に多く存在することが知られている.コラーゲンは現在,アミノ酸配列の異なるポリペプチド鎖として20種類以上が見いだされ,分子種としても,I型からXII型まで報告されている1).主なコラーゲンの種類を表1に示す.
 今回は,これらの多くのコラーゲンの中2,3)でも,最近,肝の線維化の指標として注目され,保健適用(350点)となったIV型コラーゲンについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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