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増刊号 臨床化学実践マニュアル II.日常検査における異常値への対応 5.脂質・脂質関連成分
(3)リポ蛋白分画
著者: 安部彰1
所属機関: 1岐阜大学医学部附属病院中央検査部
ページ範囲:P.115 - P.117
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水に不溶性の脂質は生体内では蛋白と結合して,リポ蛋白として溶存している.リポ蛋白は体内各部位への脂質の運搬とともに,細胞内におけるコレステロール,中性脂肪など脂質代謝を調節する重要な役割を担っている.
浮上法に基づく超遠心法で分離できる主なリポ蛋白の種類と性状を表1に示す.Lp(a)はLDL様リポ蛋白のアポB100にアポ(a)がSS結合したリポ蛋白であり,比重はHDL2に相当する.
水に不溶性の脂質は生体内では蛋白と結合して,リポ蛋白として溶存している.リポ蛋白は体内各部位への脂質の運搬とともに,細胞内におけるコレステロール,中性脂肪など脂質代謝を調節する重要な役割を担っている.
浮上法に基づく超遠心法で分離できる主なリポ蛋白の種類と性状を表1に示す.Lp(a)はLDL様リポ蛋白のアポB100にアポ(a)がSS結合したリポ蛋白であり,比重はHDL2に相当する.
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