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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻5号

1993年04月発行

文献概要

増刊号 臨床化学実践マニュアル II.日常検査における異常値への対応 6.酵素成分

(8)AMY,AMYiso

著者: 佐々木弘子1

所属機関: 1日本歯科大学新潟歯学部中央検査科

ページ範囲:P.138 - P.139

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はじめに
 ヒトのα-アミラーゼ(α-amylase EC 3.2.1.1;AMY)には,遺伝子支配の異なる膵型(P型)と唾液腺型(S型)の2種類のアイソザイムがあり,それぞれ主に膵臓・唾液腺で産生されるが,微量ながら他の臓器にも存在する.両アイソザイムの分子量は54,000〜64,000で,若干P型のほうが小さい.
 健常成人におけるアイソザイム比は,血中では若干S型優位(筆者らのP型AMYの正常値は25〜62%),尿中では逆に排泄率の違いからP型優位である.乳幼児では生理的に血清レベルが低く,血中・尿中ともにS型優位である1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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