文献詳細
文献概要
増刊号 臨床化学実践マニュアル III.感染予防と医療廃棄物の処理
1.検査材料と感染性病原微生物
著者: 平泻洋一1 山口惠三1
所属機関: 1東邦大学医学部微生物学教室
ページ範囲:P.200 - P.203
文献購入ページに移動はじめに
検査室で取り扱う検査材料の中には感染症患者由来のものが多数含まれている.また明確な感染症状を有さない患者の中にも潜伏期患者,不顕性感染あるいはcolonizationなどの病原微生物の保有者が多数存在する.時にこれらの患者由来の検査材料から医療従事者が感染を受ける場合がある.
ここでは主に検査室内における感染(laboratory-associated infectionまたはlaboratory-aquired infection)を中心にその発生様式,原因となる微生物について述べる.
検査室で取り扱う検査材料の中には感染症患者由来のものが多数含まれている.また明確な感染症状を有さない患者の中にも潜伏期患者,不顕性感染あるいはcolonizationなどの病原微生物の保有者が多数存在する.時にこれらの患者由来の検査材料から医療従事者が感染を受ける場合がある.
ここでは主に検査室内における感染(laboratory-associated infectionまたはlaboratory-aquired infection)を中心にその発生様式,原因となる微生物について述べる.
掲載誌情報