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文献概要
増刊号 臨床化学実践マニュアル III.感染予防と医療廃棄物の処理
3.感染防御法
著者: 石山尚子1 菅野治重1
所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.209 - P.212
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臨床検査に提供される検体中には,B型肝炎ウイルス(HBV),C型肝炎ウイルス(HCV),後天性免疫不全症候群(AIDS)の原因ウイルスであるHIV,梅毒トレポネーマなど,検査担当者に感染の危険がある微生物が含まれる可能性がある.検体は常に危険なものとして取り扱うべきではあるが,臨床検査室の構造は,感染実験室に比べ感染防止対策が十分でなく,また検査業務の忙しさから検体の感染の危険性に対する注意がおろそかになりがちである.本稿では感染防止の立場から,検体の取り扱いかたの要点と,検体を廃棄する際の注意点について解説する.
臨床検査に提供される検体中には,B型肝炎ウイルス(HBV),C型肝炎ウイルス(HCV),後天性免疫不全症候群(AIDS)の原因ウイルスであるHIV,梅毒トレポネーマなど,検査担当者に感染の危険がある微生物が含まれる可能性がある.検体は常に危険なものとして取り扱うべきではあるが,臨床検査室の構造は,感染実験室に比べ感染防止対策が十分でなく,また検査業務の忙しさから検体の感染の危険性に対する注意がおろそかになりがちである.本稿では感染防止の立場から,検体の取り扱いかたの要点と,検体を廃棄する際の注意点について解説する.
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