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増刊号 臨床化学実践マニュアル V.分析基礎技術 2.呈色化学反応
呈色化学反応
著者: 今井利夫1
所属機関: 1東邦大学理学部生理化学教室
ページ範囲:P.245 - P.255
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臨床化学検査における分析法は特異的な検出試薬の開発や分析装置の進歩に伴い測定法の正確度や再現性が向上するとともに,微量化,迅速化ならびに自動化などの努力が積み重ねられ今日に至っている.特に,呈色化学反応を用いた定性・定量分析は簡便,迅速かつ比較的鋭敏であるなどから古くから多くの方法が知られている.ここでは日常検査に用いられている呈色反応を,①キノンイミン色素の生成反応,②ジアゾニウム塩を用いる反応,③活性メチレンの反応,④フェニルヒドラジンを用いる反応,⑤α-ジケトンを用いる反応,⑥色素との反応および,⑦錯体形成反応に分類してその概要について触れる.
臨床化学検査における分析法は特異的な検出試薬の開発や分析装置の進歩に伴い測定法の正確度や再現性が向上するとともに,微量化,迅速化ならびに自動化などの努力が積み重ねられ今日に至っている.特に,呈色化学反応を用いた定性・定量分析は簡便,迅速かつ比較的鋭敏であるなどから古くから多くの方法が知られている.ここでは日常検査に用いられている呈色反応を,①キノンイミン色素の生成反応,②ジアゾニウム塩を用いる反応,③活性メチレンの反応,④フェニルヒドラジンを用いる反応,⑤α-ジケトンを用いる反応,⑥色素との反応および,⑦錯体形成反応に分類してその概要について触れる.
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