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文献概要
増刊号 臨床化学実践マニュアル V.分析基礎技術 11.その他の分析法
(2)PCR法
著者: 山﨑聖美1
所属機関: 1国立公衆衛生院栄養生化学部
ページ範囲:P.334 - P.337
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PCRとはpolymerase chain reactionの略で,DNAポリメラーゼの反応によってDNAを増幅する方法である.PCR法の原理は難しいものではなく,よく知られているDNAポリメラーゼ反応を単に応用したもので,その原理のシンプルさゆえに各分野で応用されている極めて便利で有用な技術である.そこで本稿では,まず原理について説明した後,PCR法の手順を示し,例として遺伝子診断の際の点変異の迅速な検出法,変異を検出する際の直接塩基配列決定法について述べる.
PCRとはpolymerase chain reactionの略で,DNAポリメラーゼの反応によってDNAを増幅する方法である.PCR法の原理は難しいものではなく,よく知られているDNAポリメラーゼ反応を単に応用したもので,その原理のシンプルさゆえに各分野で応用されている極めて便利で有用な技術である.そこで本稿では,まず原理について説明した後,PCR法の手順を示し,例として遺伝子診断の際の点変異の迅速な検出法,変異を検出する際の直接塩基配列決定法について述べる.
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