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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻6号

1993年05月発行

文献概要

技術講座 生化学

1,5アンヒドログルシトール(1,5AG)

著者: 山内俊一1

所属機関: 1帝京大学医学部第二内科

ページ範囲:P.407 - P.412

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サマリー
 1,5アンヒドログルシトール(1,5AG)は,1991年7月より保険採用となった新しい血糖指標で,グルコース類似の構造を持つ生体内最大のポリオールである.1,5AGは血糖変動を受けてリアルタイムに変化するため,直近の血糖状況をより強く反映する.またその変化は鋭敏かつ解析的である.したがって短期間の治療効果や血糖の流れを迅速に知ることもできる.軽度高血糖領域に強く,合併症予防の見地から厳格な血糖コントロールが志向されている時代の要求に合致した指標である.測定はグルコースの影響を受けやすいため困難であったが,近年簡便な測定キットが開発され,大量ルーチン測定化への道が開けた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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