文献詳細
文献概要
検査法の基礎
尿中酵素
著者: 芝紀代子1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
ページ範囲:P.493 - P.502
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尿中酵素の由来を述べ,30種近くあるうち日常検査項目として取り入れられる酵素として,NAG,γ-GTP, ALP, AAP, LDHを取り上げ,生理的意義,測定法,正常値について述べた.NAGに関してはアイソザイム分析法にも触れた.酵素活性の表現方法,測定上の注意事項として,保存による影響,尿のpHの影響,遠心の有無について述べた.臨床的意義については糖尿病性腎症の早期発見,腎炎,腎移植,薬物による腎障害のモニタリング,膀胱癌の検出を取り上げた.
尿中酵素の由来を述べ,30種近くあるうち日常検査項目として取り入れられる酵素として,NAG,γ-GTP, ALP, AAP, LDHを取り上げ,生理的意義,測定法,正常値について述べた.NAGに関してはアイソザイム分析法にも触れた.酵素活性の表現方法,測定上の注意事項として,保存による影響,尿のpHの影響,遠心の有無について述べた.臨床的意義については糖尿病性腎症の早期発見,腎炎,腎移植,薬物による腎障害のモニタリング,膀胱癌の検出を取り上げた.
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