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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻7号

1993年06月発行

技術講座 生理

目で見る不整脈—[3]頻脈性不整脈

著者: 谷川直12

所属機関: 1日本大学第二内科 2日本大学循環機能室

ページ範囲:P.514 - P.522

文献概要

サマリー
 頻脈性不整脈は主に上室性頻拍と心室頻拍がある.基本的には前者は心房に発生した異所性の興奮が,房室結節や副伝導路を介して速い頻度で心室に伝達したものであり,後者は心室性期外収縮の連続であるといえる.また上室性の頻脈性不整脈には心房細動や心房粗動がある.上室性頻拍は幅の狭いQRSが速い頻度で連続するものであるが,中には幅の広いQRSを有する上室性頻拍もあり,十分に鑑別することが重要である.一方,心室頻拍は幅の広いQRSが連続して出現し,PとQRSが解離していることを見つけることが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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