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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻7号

1993年06月発行

文献概要

技術講座 一般

腎尿細管上皮細胞の見かた

著者: 藤森勲1 小沢享史2 岡本一也2

所属機関: 1県西部浜松医療センター検査部 2県西部浜松医療センター病理部

ページ範囲:P.523 - P.527

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サマリー
 尿沈渣精度管理の進歩により上皮分類法は,小円形細胞,円形細胞,楕円形細胞,有尾形細胞などと呼ばれた時代から,移行上皮細胞,扁平上皮細胞,腎尿細管上皮細胞と呼ぶ組織学的分類法に変わった.組織学的分類法を行うためには,各細胞の形態的特徴を十分把握する必要がある.
 今回は腎尿細管上皮細胞の見かたについて記述した.腎尿細管上皮細胞を把握するには,①〜④の事項を習得することが必要である.
 ①腎組織との対応 ②腎尿細管上皮細胞 a)臨床的意義,b)形態的特徴 ③腎尿細管上皮細胞と鑑別を要する細胞 ④卵円形脂肪体(OFB)尿沈渣における細胞成分の組織分類,特に腎尿細管上皮細胞の同定は腎疾患との関連が強く,臨床的意義が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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