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尿検査に関するNCCLSガイドライン
著者: 伊藤機一12
所属機関: 1静岡県立衛生環境センター 2
ページ範囲:P.624 - P.625
文献購入ページに移動 米国臨床検査標準協議会(National Committee for Clinical Laboratory Standards;NCCLS)は1992年12月,尿検査に関するガイドラインを発刊した.NCCLSは米国ペンシルベニア州に本部を置く臨床検査の標準化を進める権威ある国家機関で,わが国のJCCLSとも関連が深い.
今回出されたガイドライン(以下,本書と記す)はA4判,60ページより成る冊子で,正式タイトルは「日常尿検査法,尿試料の採取法・輸送法・保存法」である(図参照).前版は「日常尿検査法」が1991年に,そして「1回尿の採取法と輸送法」が1984年に,「24時間尿の採取法と保存法」が1987年にそれぞれ単独に“試案ガイドライン(proposal guideline)”として発刊されたが,最新版は全1冊としてまとめられ,“暫定ガイドライン(tentative guideline)”と改められている.「1回尿の…」と「24時間尿の…」の2冊子の表紙にはこれまで蛍光橙色のバイオハザードマーク・シールが貼られていたが,今回の合本版では省かれている.尿試料は血液や臓器試料と異なって感染性の危惧が少ないなどの認識に基づいてのことであろう.
今回出されたガイドライン(以下,本書と記す)はA4判,60ページより成る冊子で,正式タイトルは「日常尿検査法,尿試料の採取法・輸送法・保存法」である(図参照).前版は「日常尿検査法」が1991年に,そして「1回尿の採取法と輸送法」が1984年に,「24時間尿の採取法と保存法」が1987年にそれぞれ単独に“試案ガイドライン(proposal guideline)”として発刊されたが,最新版は全1冊としてまとめられ,“暫定ガイドライン(tentative guideline)”と改められている.「1回尿の…」と「24時間尿の…」の2冊子の表紙にはこれまで蛍光橙色のバイオハザードマーク・シールが貼られていたが,今回の合本版では省かれている.尿試料は血液や臓器試料と異なって感染性の危惧が少ないなどの認識に基づいてのことであろう.
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