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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻9号

1993年08月発行

文献概要

明日の検査技師に望む

高品質の検査データを提供しうる技師を目指して

著者: 笠原和恵1

所属機関: 1岡山済生会総合病院メディカルリサーチセンター

ページ範囲:P.698 - P.698

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■臨床検査発展の歴史の中に見いだされる教訓
 臨床検査はこの数十年間,検査項目の年々の増加と相まって検査の簡易化・微量化・能率化・精度化・システム化を目指し,大きな技術革新を遂げてきた.そして今,合理的追究から脱皮して,患者のニーズに応えられる高品質の検査データの提供をめぐる真剣な討議がなされている.大量処理の機器から緊急検査の対応も可能なランダムアクセス方式の導入もその顕著な現れと思う.
 あまりにも分析のスピードアップを重視したため,かえって前型式の自動分析器のほうが精度が優れていたことを,免疫比濁法の成績で経験したことがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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