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技術講座 生理
心電計の安全な操作技術
著者: 堀川宗之1
所属機関: 1東海大学開発工学部医用生体工学科
ページ範囲:P.719 - P.724
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心電図検査を安全に行うには医用機器の電気的安全性についてよく理解し,検査部位や方法に適合した心電計を正しく操作することが重要である.最近の心電計の入力部に用いられているフローティング方式は患者に装着される部分が100Vやアースから完全に浮いて(絶縁されて)いるので誘導コードを介して流れる漏れ電流が極めて小さい.漏れ電流の程度によりBF形とCF形に区分され,CF形を用いれば心臓に電極やカテーテルを挿入して行う検査や治療を安全に行うことができる.
心電図検査を安全に行うには医用機器の電気的安全性についてよく理解し,検査部位や方法に適合した心電計を正しく操作することが重要である.最近の心電計の入力部に用いられているフローティング方式は患者に装着される部分が100Vやアースから完全に浮いて(絶縁されて)いるので誘導コードを介して流れる漏れ電流が極めて小さい.漏れ電流の程度によりBF形とCF形に区分され,CF形を用いれば心臓に電極やカテーテルを挿入して行う検査や治療を安全に行うことができる.
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