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講座 英語論文を読む・32
インスリン感受性と骨格筋リン脂質の脂肪酸組成の相関
著者: 弘田明成1
所属機関: 1駒沢病院内科
ページ範囲:P.746 - P.747
文献購入ページに移動 抄録 背景.インスリン抵抗性と高インスリン血症は肥満,インスリン非依存性糖尿病やその他の疾患の特徴である.骨格筋はインスリンの主要な作用部位であるため,インスリン感受性はインスリン作用が関与する筋細胞膜内のリン脂質の脂肪酸組成に関連している可能性がある.
方法.われわれは2群の被検者において骨格筋のリン脂質の脂肪酸組成とインスリン感受性との間の相関を検討した.第1の実験では冠動脈手術患者の腹直筋から検体を採取した.インスリン感受性は空腹時の血清インスリン値を指標として用いた.第2の実験では13人の正常男性の外側広筋から生検検体を採取し,インスリン感受性はユーグライセミッククランプで評価した.
方法.われわれは2群の被検者において骨格筋のリン脂質の脂肪酸組成とインスリン感受性との間の相関を検討した.第1の実験では冠動脈手術患者の腹直筋から検体を採取した.インスリン感受性は空腹時の血清インスリン値を指標として用いた.第2の実験では13人の正常男性の外側広筋から生検検体を採取し,インスリン感受性はユーグライセミッククランプで評価した.
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