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OPA(orphan peak analysis)法による遺伝子変異の検出
著者: 神谷重樹1 服部正平2
所属機関: 1塩野義製薬(株)診断医学部 2東京大学医科学研究所・ヒトゲノム解析センター
ページ範囲:P.78 - P.79
文献購入ページに移動自動DNAシークエンサーによる変異の検出は迅速で正確である.この方法では塩基配列を自動シークエンサーを用いて決定し,その配列を正常の配列と1対1で比較することにより変異を検出する.ヘテロ置換は重なった2つのピークにより判断される.しかし,この方法では同時に大量のサンプルを処理することは困難であり,反応にアーチファクトが生じたときに問題を生じる.以上の問題点を克服するために,筆者らは自動シークエンサーの特徴を活かした新しい塩基置換検出法を開発した3).
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