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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻10号

1994年09月発行

文献概要

技術講座 病理

組織内に沈着した微量金属の組織化学的検出法

著者: 鷲見和1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学化学教室

ページ範囲:P.787 - P.792

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サマリー
 金属の組織化学的検出法を,①塩形成法(硫化銀法を含む),②キレート法に大別して,特にキレート法を中心に解説した.各々の方法の染色の原理を解説し,染色法に要求される条件として①特異性(選択性),②鋭敏性,③局在性を挙げて説明した.さらに特異性の高い染色剤がなかなか得られないことから標的金属の分別法に言及し,妨害金属のマスキング剤としてはポリリン酸塩が有効であるなどを解説した.さらに,鉄,銅,アルミニウム,亜鉛,水銀,カルシウム,クロムなどについて,古くから使われてきた代表的な染色方法を紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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