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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻10号

1994年09月発行

マスターしよう検査技術

検体検査のバイオセフティ

著者: 正路喜代美1 丸山茂樹1 新井和明1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.801 - P.807

文献概要

はじめに
 医療業務の現場において感染の危惧は常である.“医療に携わる者の業務感染は恥”といわれたが,医療の高度発展,社会交流の進展は,医療感染に対する思慮を深め,情報化により医療感染に対する知識が普遍化した.
 “医療による感染防御は,医療従事者の業務”である.抵抗力の低下した患者は,通常病原とはならない常在菌が感染症の病因となる.検体検査は,採血時の患者への感染予防から始まり,採血者自身は針刺し事故を起こさないよう十分注意をする.検査業務中の安全配慮,検査後の器具や検体の処理業務など,他人にゆだねる前のバイオセフティについて,医療廃棄物研究会や厚生省のガイドライン,その他を指標にして実施している実態を,検査の流れに沿って解説する1〜3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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