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フローサイトメトリーによる尿沈渣測定
著者: 伊藤機一1
所属機関: 1神奈川県立衛生短期大学衛生技術科
ページ範囲:P.834 - P.836
文献購入ページに移動1.フローサイトメトリーの歴史
フローサイトメトリーはフローサイトメータ(flow cytometer;FCM)を用いた細胞同定法の総称で,血液分野を中心に現在広く利用されている.初期のFCMは落射型蛍光顕微鏡のスライドグラスを改造し,シースフロー方式(一定位置に細胞を流す方式)により細胞をスライドグラスに流し込むものであったが,現在普及しているのはシースフロー方式にレーザを組み合わせた装置であり,その原型は1969年,米国ニューメキシコ州のLos Alamos研究所で確立された1).
現在のFCMとその母体となった蛍光顕微鏡との比較を表に示す.
フローサイトメトリーはフローサイトメータ(flow cytometer;FCM)を用いた細胞同定法の総称で,血液分野を中心に現在広く利用されている.初期のFCMは落射型蛍光顕微鏡のスライドグラスを改造し,シースフロー方式(一定位置に細胞を流す方式)により細胞をスライドグラスに流し込むものであったが,現在普及しているのはシースフロー方式にレーザを組み合わせた装置であり,その原型は1969年,米国ニューメキシコ州のLos Alamos研究所で確立された1).
現在のFCMとその母体となった蛍光顕微鏡との比較を表に示す.
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