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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻11号

1994年10月発行

文献概要

明日の検査技師に望む

真の医療人として

著者: 遠藤庄蔵1

所属機関: 1財団法人星総合病院法人検査部

ページ範囲:P.854 - P.854

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 今さら申し上げるまでもないが,現在の医療の中で臨床検査の果たす役割は極めて大きい.臨床検査なくして現代の医療は考えられない.それだけに臨床検査の発展も目覚ましく臨床検査技師に望むものも多いが,反面視る目も厳しい.現代の臨床検査は量から質が問われるようになってきた.医療に限らず技術の高度化は人間性の視点の希薄化に伴い.その結果命の量を増大させることに大きく貢献してきたが,時として命の質を低下させるという場合も生じさせたといわれている.医療人として肝に銘ずべきことであろう.
 臨床検査もシステム化が進みソフトウェアなどが重点的となり,患者を忘れているときがある.現在の医療を一度原点に返って考え直し将来を展望してみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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