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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻11号

1994年10月発行

文献概要

技術講座 生化学

キャピラリー電気泳動による臨床試料中の蛋白質の分析

著者: 平岡厚1

所属機関: 1杏林大学保健学部

ページ範囲:P.869 - P.872

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サマリー
 キャピラリー電気泳動は,迅速で再現性のある微量分析の系として,近年注目を集めている.アミノ酸,有機酸,薬物など種々のイオン性物質の分離のほか,蛋白質の分析も行うことができ,髄液や血清などの臨床試料に適用することもできる.キャピラリー電気泳動による髄液や血清の分離パターン(エレクトロフェログラム)は,通常の電気泳動の後のデンシトグラムに類している.ゆえに,試料注入からデータ解析まで“ボタンを押すだけ”の簡便なシステムであり,臨床検査の場への普及が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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