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技術講座 血液
赤血球沈降速度測定
著者: 亀井喜恵子1
所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部血液検査室
ページ範囲:P.879 - P.885
文献購入ページに移動赤血球沈降反応(以下,赤沈)の測定方法としてWestergren法とWintrobe-Landsberg法の2法が代表的である.この2方法とも満足のいくものではないといわれるが,生体変化に対しての鋭敏さや測定精度の良さなどから総合的に判断し,国際血液標準化委員会(International Committee of Standardization in Haematology:ICSH)ではWestergren法を国際標準法として推薦した.わが国でもこの方法が広く用いられている.
赤沈は非特異的な反応ではあるが,種々の検査項目の中では依然として利用頻度が高い.
本稿では赤沈の臨床的意義および測定上の注意点などについて,自動測定装置での測定経験をも含め述べる.
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