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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻11号

1994年10月発行

文献概要

マスターしよう検査技術

平衡機能検査

著者: 竹森節子1

所属機関: 1虎の門病院神経耳科

ページ範囲:P.897 - P.907

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 身体の平衡(バランス)の機能検査には,身体の平衡そのものを検査する方法,眼球運動を用いて検査する方法とがある.
 めまいがすると,ふらふらするので身体の平衡そのものを検査するのは当然である.眼球運動を用いるのはどうしてか? という疑問が出る.内耳で平衡機能に関与するのは,3つの半規管,2つの耳石器である.半規管,耳石器を各々刺激したり,破壊すると,それぞれから眼球振盪(眼振;nystagmus)がみられる.すなわち,外側半規管からは水平性の眼振が,前および後半規管からは垂直回旋性の眼振がみられる.耳石器の1つである卵形嚢からは純回旋性の眼振がみられる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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