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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻11号

1994年10月発行

文献概要

検査ファイル

カラードプラ法

著者: 佐藤茂1

所属機関: 1(株)東芝医用機器事業部第三事業

ページ範囲:P.923 - P.923

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 日本超音波医学会の医用超音波用語によると“カラードプラ法”は「ドプラ法によって得られた流れの情報をBモード像の上にカラーで重畳して実時間で表示する方式」となっており,英語ではdoppler colorflow imagingと呼ばれることが多い.
 超音波ドプラ法とは生体へ放射した超音法が血球などの体内の移動反射体からの反射波がドプラ効果により移動速度に比例した周波数遍移を受けることを利用して,この遍移周波数を検出し血流速度を測定する方法である.ドプラ偏移周波数fdは放射超音波周波数fo,移動体の速度υとすると,fd≒(zυ cos θ)×fo/cとなる.ここでcは生体内の音速,θは超音波ビームと移動方向との角度である.foが2MHz,υ=50cm/sec,θ=0とすると生体内でc=1,530m/secであるからfd=1.31kHzとなり可聴域の周波数である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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