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日本超音波医学会の医用超音波用語によると“カラードプラ法”は「ドプラ法によって得られた流れの情報をBモード像の上にカラーで重畳して実時間で表示する方式」となっており,英語ではdoppler colorflow imagingと呼ばれることが多い.
超音波ドプラ法とは生体へ放射した超音法が血球などの体内の移動反射体からの反射波がドプラ効果により移動速度に比例した周波数遍移を受けることを利用して,この遍移周波数を検出し血流速度を測定する方法である.ドプラ偏移周波数fdは放射超音波周波数fo,移動体の速度υとすると,fd≒(zυ cos θ)×fo/cとなる.ここでcは生体内の音速,θは超音波ビームと移動方向との角度である.foが2MHz,υ=50cm/sec,θ=0とすると生体内でc=1,530m/secであるからfd=1.31kHzとなり可聴域の周波数である.
超音波ドプラ法とは生体へ放射した超音法が血球などの体内の移動反射体からの反射波がドプラ効果により移動速度に比例した周波数遍移を受けることを利用して,この遍移周波数を検出し血流速度を測定する方法である.ドプラ偏移周波数fdは放射超音波周波数fo,移動体の速度υとすると,fd≒(zυ cos θ)×fo/cとなる.ここでcは生体内の音速,θは超音波ビームと移動方向との角度である.foが2MHz,υ=50cm/sec,θ=0とすると生体内でc=1,530m/secであるからfd=1.31kHzとなり可聴域の周波数である.
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