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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻11号

1994年10月発行

文献概要

けんさ質問箱

Q クロストリジウム染色の染色性変化

著者: 田中香お里1 渡邊邦友1

所属機関: 1岐阜大学医学部附属嫌気性菌実験施設

ページ範囲:P.932 - P.933

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 クロストリジウムはグラム陽性の細胞壁構造を持つにもかかわらず,通常のグラム染色では陰性に染色されやすい性質を持つことはよく知られています.また臨床材料からしばしば分離されるClostridium ramosum,Clostridium clostridiiformeの2菌種は陽性に染まることはほとんどなく芽胞も見つけにくいことからBactmidesとしばしば誤同定されます.最近,嫌気性グローブボックスの中で固定をすれば,これらの菌もグラム陽性に染色されるという記載を目にしましたが,クロストリジウムのグラム染色性について,どの程度まで明らかなのでしょうか,教えてください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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