文献詳細
文献概要
技術講座 微生物
mecA測定法
著者: 坂東明美1 奥住捷子1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.971 - P.975
文献購入ページに移動サマリー
院内感染の原因菌として問題となっているMRSAの鑑別にmecA遺伝子を検出する方法がある.
感受性試験によるMRSAの鑑別には結果が出るまで2〜3日を要する.PCR法を用いれば,菌体からでは1〜2日,検体から直接実施する場合には,3〜4時間で判定可能である.この方法を応用したキットが市販され,検出方法からED-PCR法(湧永製薬)と名づけられた.本法の手順を解説する.
院内感染の原因菌として問題となっているMRSAの鑑別にmecA遺伝子を検出する方法がある.
感受性試験によるMRSAの鑑別には結果が出るまで2〜3日を要する.PCR法を用いれば,菌体からでは1〜2日,検体から直接実施する場合には,3〜4時間で判定可能である.この方法を応用したキットが市販され,検出方法からED-PCR法(湧永製薬)と名づけられた.本法の手順を解説する.
掲載誌情報