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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻12号

1994年11月発行

検査ファイル

リンパ球機能とCD

著者: 後藤真1

所属機関: 1都立大塚病院リウマチ膠原病科

ページ範囲:P.1009 - P.1009

文献概要

 おびただしい種類の細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体の開発により,それまでロゼット法によりかろうじて,T,B分類がなされていたリンパ球が,その機能と対比されつつ実用的な分類がなされるようになってきた.
 細胞は,特に血液系の細胞であるリンパ球,単球,好中球,血小板は骨髄由来で,その成熟過程で,細胞表面抗原を変化させる.そのため細胞表面抗原は,細胞の基本的な所属(Tリンパ球や好中球など)を示すとともに,その細胞の成熟過程(前駆B細胞や形質細胞など)をも示す.各細胞の分化成熱による表面抗原の変化を図に示した.さらに,表面抗原は,さまざまなサイトカイン,接着因子(コラーゲン,フィブロネクチンなど)のレセプターであったり,酵素であったりすることもある.代表的なCD分類と対応する細胞とその機能について,表に示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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