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病気のはなし
文献概要
サマリー
肺気腫は,“終末細気管支より末梢の気腔の非可逆的拡大があり,肺胞壁の破壊を伴い,明らかな線維化を伴わない状態”と形態学的に定義されている.そのため診断において肺胞壁の破壊を証明することが重要となり,CTによる診断が注目されている.
症状としては労作性の呼吸困難が特徴的である.呼吸機能検査は診断ばかりでなく機能評価にも重要な検査である.肺気腫の気道の閉塞は固定したものと考えられていたが,ある程度の可逆性を有すると近年考えられるようになり,治療面でも積極的に気管支拡張薬療法が行われるようになっている.また呼吸理学療法,慢性呼吸不全に対しては在宅酸素療法が行われる.
肺気腫は,“終末細気管支より末梢の気腔の非可逆的拡大があり,肺胞壁の破壊を伴い,明らかな線維化を伴わない状態”と形態学的に定義されている.そのため診断において肺胞壁の破壊を証明することが重要となり,CTによる診断が注目されている.
症状としては労作性の呼吸困難が特徴的である.呼吸機能検査は診断ばかりでなく機能評価にも重要な検査である.肺気腫の気道の閉塞は固定したものと考えられていたが,ある程度の可逆性を有すると近年考えられるようになり,治療面でも積極的に気管支拡張薬療法が行われるようになっている.また呼吸理学療法,慢性呼吸不全に対しては在宅酸素療法が行われる.
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