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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻13号

1994年12月発行

文献概要

検査法の基礎

病理診断と特殊染色

著者: 小島勝1

所属機関: 1足利赤十字病院臨床検査部

ページ範囲:P.1049 - P.1053

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サマリー
 病理診断に用いられる特殊染色の数は実に多い.今日,一般病院の検査室でも免疫染色はなかば日常検査化されているのが現状である.免疫染色が汎用されるようになったのはパラフィン切片での染色が可能な抗体が市販されるようになったためであろう.
 ここではまず,すでに言い古されたことではあるが,免疫染色におけるパラフィン切片の有用性について考えてみる.次に特殊染色は病理診断に確かに有用であるが,特殊染色を依頼する前に,HE染色標本を丁寧に検鏡することや,用いる特殊染色が何を染めているのかを正確に認識することが大切であることを強調したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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