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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻13号

1994年12月発行

文献概要

技術講座 病理

術中迅速診断用標本の作りかた

著者: 西見博之1

所属機関: 1足利赤十字病院臨床検査部

ページ範囲:P.1071 - P.1075

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サマリー
 術中迅速診断は通常のパラフィン切片を使用せず,凍結切片によって標本を作製する.
 迅速の結果によって術式,切除範囲などの決定,悪性腫瘍のリンパ節転移の有無の確認などを行う.そのため標本作製時間はできる限り短くする工夫をし,液体窒素の使用や染色法の迅速化などを施すことにより,標本作製時間を短縮することができる.また,同時に細胞診標本の作製を勧める.凍結切片と細胞診を併用することにより,凍結切片で診断し得ないもの,細胞診のほうが診断しやすいものなどに対応できる.ここではそれらについて説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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