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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻13号

1994年12月発行

文献概要

検査データを考える

貧血—種類と見分けかた

著者: 廣重幸雄1

所属機関: 1廣重内科

ページ範囲:P.1095 - P.1099

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 血液は赤血球,白血球,血小板の3つの細胞成分と,水分である血漿から成り立っている.
 貧血とは赤血球数の減少だけでなく,赤血球中に存在する色素蛋白であるヘモグロビン(Hb,血色素),血液中に占める赤血球の容積を表すヘマトクリット(Ht)のいずれか1つ以上減少した状態と定義される.赤血球数,ヘモグロビン,ヘマトクリットの正常値は,報告者によって若干の相違が認められているが,1つのガイドラインとして,ヘモグロビン値で,日本人成人男子13.0g/dl,成人女子11.5g/dl以下を貧血と考えてよい1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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