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病気のはなし
播種性血管内凝固症候群
著者: 高橋芳右1
所属機関: 1新潟大学医学部第一内科
ページ範囲:P.96 - P.102
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播種性血管内凝固症候群(DIC)とはなんらかの基礎疾患があり,過度の凝固活性化により播種性に微小血栓形成が起こり,種々の臓器障害と著明な出血傾向をきたす病態である.
その診断に際してはFDP,Dダイマー,血小板数,フィブリノゲンといった凝血学的検査所見が重要で,トロンビン-アンチトロンビンⅢ複合体,プラスミン-α2-プラスミンインヒビター複合体,プロトロンビンフラグメント1+2などの分子マーカーもDICの早期診断や病態解析に役立つ.
DICの治療は基礎疾患の治療,抗凝固療法,補充療法,全身管理から成る.DICでは基礎疾患ごとあるいは症例ごとに病態が異なるので,その病態を正しく評価し,適切な治療を行うことが必要である.
播種性血管内凝固症候群(DIC)とはなんらかの基礎疾患があり,過度の凝固活性化により播種性に微小血栓形成が起こり,種々の臓器障害と著明な出血傾向をきたす病態である.
その診断に際してはFDP,Dダイマー,血小板数,フィブリノゲンといった凝血学的検査所見が重要で,トロンビン-アンチトロンビンⅢ複合体,プラスミン-α2-プラスミンインヒビター複合体,プロトロンビンフラグメント1+2などの分子マーカーもDICの早期診断や病態解析に役立つ.
DICの治療は基礎疾患の治療,抗凝固療法,補充療法,全身管理から成る.DICでは基礎疾患ごとあるいは症例ごとに病態が異なるので,その病態を正しく評価し,適切な治療を行うことが必要である.
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