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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻2号

1994年02月発行

文献概要

技術講座 血液

末梢血液像検査

著者: 山口潜1

所属機関: 1大蔵省印刷局東京病院

ページ範囲:P.119 - P.124

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サマリー
 末梢血液検査は,臨床検査の基本的項目の1つであり,すべての検査技師はこれに習熟していなければならない.ほとんどの検査室が,現在では自動血球計数器で血球数を算定するようになり,白血球像の検査も自動化される機運にある.形態学的検査の自動化は,省力化に直結しているが,これによって誤った検査成績が報告されないよう,厳密なチェックが必要である.
 血球の形態学的所見が最終診断の重要な拠点となる病気—例えば,遺伝性球形赤血球症,伝染性単核球増多症,多くの白血病など—では,検査室から1つの報告が,患者の予後と直結するほど重要である.形態学的検査は,“見落とし”のないように—例えば,マラリア原虫は,その存在だけで診断が決まる—日夜研鑽が必要と考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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