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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 総論 Ⅰ.免疫反応の原理

2.細胞性免疫反応

著者: 吉田浩1

所属機関: 1福島県立医科大学検査部

ページ範囲:P.23 - P.26

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 生体防御の主役をなす免疫系は抗体を中心とする液性免疫とTリンパ球を中心とする細胞免疫に大別される.種々の感染症や疾患においても,いずれか一方のみだけが関与することは少なく,通常,液性免疫系と細胞免疫系の両者が,程度は種々であるが,なんらかの形で協調しあっている.これらについての知見が集積され,詳細な機序や機能などの詳細が知られてきている今日であるが,免疫系を2つに分けて理解することは便利である.本稿では細胞免疫について,皮膚反応,関与する細胞,細胞免疫機序による組織障害などについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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