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増刊号 免疫検査実践マニュアル 総論 Ⅱ.免疫学的測定法
1.沈降反応—免疫拡散法,免疫電気泳動法,免疫固定法
著者: 大谷英樹1
所属機関: 1北里大学医学部臨床病理学
ページ範囲:P.35 - P.37
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〔原理〕
IgGなどの蛋白成分(抗原)に対応する特異抗血清(抗IgG血清などの抗体)を含む寒天平板内の円形穴に,一定量の被検血清を注入すると,抗原は寒天ゲル内を拡散し,抗原抗体反応の結果,円形の沈降輪が形成される1)(図1).
既知量の標準物質の沈降輪の直径から標準曲線を作成し,被検液の濃度を定量することができる.
〔原理〕
IgGなどの蛋白成分(抗原)に対応する特異抗血清(抗IgG血清などの抗体)を含む寒天平板内の円形穴に,一定量の被検血清を注入すると,抗原は寒天ゲル内を拡散し,抗原抗体反応の結果,円形の沈降輪が形成される1)(図1).
既知量の標準物質の沈降輪の直径から標準曲線を作成し,被検液の濃度を定量することができる.
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