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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 総論 Ⅱ.免疫学的測定法 5.標識免疫測定法

(3)酵素免疫測定法

著者: 矢部茂季1 小林功2

所属機関: 1群馬大学医学部附属病院 2群馬大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.57 - P.60

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■測定原理
 EIAの基本原理は,測定する目的の抗原または抗体に対して酵素で標識した抗体または抗原を用いて抗原抗体反応を行い,その標識酵素活性を測定することで目的の抗原抗体量を知る方法である.EIAの反応形式として,ある抗原(または抗体)を測定する場合に,その抗体(抗原)に対しての酵素標識抗原(抗体)と測定すべき抗原(抗体)とを同時に反応させる方法である競合反応(competitive reaction)と,抗体(または抗原)と測定すべき抗原(抗体)とを反応させた後に酵素標識抗体(抗原)を反応させる非競合反応(non-competitive reaction)に大別される.また,標識した抗原(または抗体)が抗体(抗原)と結合したもの(bound;B)と結合していないもの(free;F)とを分ける操作(B/F分離)を必要とするヘテロジニアス(heterogeneous)系と必要としないホモジニアス(homogeneous)系に区別される(表1).
 以下に代表的な測定原理について説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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