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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 総論 Ⅱ.免疫学的測定法 5.標識免疫測定法

(5)カウンティングイムノアッセイ

著者: 橋本好一1 太田抜徳1 櫻林郁之介2

所属機関: 1自治医科大学附属大宮医療センター検査部 2自治医科大学附属大宮医療センター総合医学Ⅰ

ページ範囲:P.67 - P.68

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■測定原理
 counting immunoassay(CIA)法は,ラテックスイムノアッセイ(latex immunoassay;LIA)法とフローサイトメトリー(flow cytometry;FCM)法を利用した免疫測定法で,抗原抗体反応によるラテックス凝集をシースフロー中で,光源として用いているレーザー光の散乱強度として検出する方法である.個々の凝集ラテックスを直接カウントし,ラテックス凝集塊の大きさと数から濃度を算出する点が,従来のLIA法との相違点である.
 わが国では,PAMIAシリーズ(東亜医用電子)が市販されており,その概要を図に示す1).ラテックス粒子は,シース液の流れに沿ってフローセル中央部を一列に並んで通過する.このラテックス粒子にレーザー光を照射すると,粒子の大きさに比例した前方散乱光が生じる.この散乱光をディテクタで検出し,反応にあずからなかった粒子数M(monomer)と反応により形成された凝集塊の数P(polymer)から凝集度P/T(T=P+M)を求めて,あらかじめ得られた検量線から濃度を求める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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