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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

話題

コロニー刺激因子(CSF)

著者: 畠清彦1

所属機関: 1自治医科大学血液学

ページ範囲:P.95 - P.95

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 colony-stimulating factorからCSFと略すことが多い.1965年にPluznik & Sachs,翌年にBradley & Metcalfらによって骨髄細胞をシャーレの中に軟寒天に混ぜた培養液中に,約1〜2週37℃で5%CO2存在下に培養したところ,好中球やマクロファージからなる細胞集塊(コロニー)が作られた.その際は不明であったが,コロニーの形成を促進・刺激する因子があると考えられ,CSFとされた.
 CSFには顆粒球系に作用するgranulocyte-CSF(G-CSF),マクロファージ系に作用するmacrophage-CSF(M-CSF),両系統に作用するGM-CSFが有名である.そのほかにもっと未分化な細胞や肥満細胞に作用するためにmulti-CSFといわれていたものがインターロイキン3と名称が変わっている.好酸球に作用するCSFとしてEo-CSFといわれていたが,現在はインターロイキン5とされた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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