文献詳細
文献概要
話題
コロニー刺激因子(CSF)
著者: 畠清彦1
所属機関: 1自治医科大学血液学
ページ範囲:P.95 - P.95
文献購入ページに移動 colony-stimulating factorからCSFと略すことが多い.1965年にPluznik & Sachs,翌年にBradley & Metcalfらによって骨髄細胞をシャーレの中に軟寒天に混ぜた培養液中に,約1〜2週37℃で5%CO2存在下に培養したところ,好中球やマクロファージからなる細胞集塊(コロニー)が作られた.その際は不明であったが,コロニーの形成を促進・刺激する因子があると考えられ,CSFとされた.
CSFには顆粒球系に作用するgranulocyte-CSF(G-CSF),マクロファージ系に作用するmacrophage-CSF(M-CSF),両系統に作用するGM-CSFが有名である.そのほかにもっと未分化な細胞や肥満細胞に作用するためにmulti-CSFといわれていたものがインターロイキン3と名称が変わっている.好酸球に作用するCSFとしてEo-CSFといわれていたが,現在はインターロイキン5とされた.
CSFには顆粒球系に作用するgranulocyte-CSF(G-CSF),マクロファージ系に作用するmacrophage-CSF(M-CSF),両系統に作用するGM-CSFが有名である.そのほかにもっと未分化な細胞や肥満細胞に作用するためにmulti-CSFといわれていたものがインターロイキン3と名称が変わっている.好酸球に作用するCSFとしてEo-CSFといわれていたが,現在はインターロイキン5とされた.
掲載誌情報