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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 Ⅰ.ホルモン 2.甲状腺・副甲状腺

(4)TSH受容体抗体

著者: 玉置治夫1 網野信行1

所属機関: 1大阪大学医学部臨床検査診断学

ページ範囲:P.110 - P.112

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 自己免疫性甲状腺疾患の患者血中には,種々の甲状腺自己抗体が存在する1).その中でもTSH受容体抗体(TSH receptor antibody;TSH-RAb)は,バセドウ病における甲状腺中毒症および一部の甲状腺機能低下症の発症原因と考えられ,したがってその抗体の測定は日常臨床において,疾患の診断および経過観察には必要不可欠と考えられている1,2)
 TSH-RAbの測定法については,従来さまざまな方法が開発されてきた(表).このうちラジオレセプターアッセイによる抗体の測定法はキット化され,現在わが国では普及して用いられている3).ここではこの測定法を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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