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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 Ⅰ.ホルモン 4.膵・消化管

(4)ガストリン

著者: 谷礼夫1

所属機関: 1東海大学医学部第6内科

ページ範囲:P.134 - P.136

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■ガストリンとは
 ガストリンはG細胞と呼ばれる内分泌細胞から分泌されるペプチドホルモンで,胃の体部腺に存在する壁細胞を刺激して胃酸を分泌させる作用が主な作用である.G細胞は大多数が胃の幽門前庭部の粘膜に分布し(十二指腸粘膜にも少し分布),胃の内腔に面した部分にある微絨毛で胃内に摂取された食物(特に蛋白食)の刺激を感受し,基底部から血液中にガストリンを分泌する(図1).
 1905年に発見され1),その約60年後の1964年に,アミノ酸17個のポリペプチドであることが明らかにされた2).その後アミノ酸34個のもの(血液中ではこれが多い)や13個のものも存在することがわかったが,どれもC末端4個のアミノ酸に活性部位がある(図2).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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