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増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 Ⅰ.ホルモン 5.性腺ホルモン
(3)HPL
著者: 磯部淳一1
所属機関: 1徳島大学医療技術短期大学部
ページ範囲:P.143 - P.144
文献購入ページに移動■測定の臨床的目的
胎児胎盤機能検査法としては表1のように多数が知られている.生化学的検査法は主として胎盤機能を表現し,生理学的検査法は胎児側の情報を提供する.これらのうち,ヒト胎盤ラクトーゲン(human placental lactogen;HPL)は胎盤の絨毛合胞細胞で産生される蛋白ホルモンであるが,生物学的半減期が約15分2)と短く,胎盤機能の異常をよく反映すること,免疫学的方法で簡易・迅速に測れることから,その測定は日常臨床において胎盤機能のスクリーニングの1つとして定着している.
胎児胎盤機能検査法としては表1のように多数が知られている.生化学的検査法は主として胎盤機能を表現し,生理学的検査法は胎児側の情報を提供する.これらのうち,ヒト胎盤ラクトーゲン(human placental lactogen;HPL)は胎盤の絨毛合胞細胞で産生される蛋白ホルモンであるが,生物学的半減期が約15分2)と短く,胎盤機能の異常をよく反映すること,免疫学的方法で簡易・迅速に測れることから,その測定は日常臨床において胎盤機能のスクリーニングの1つとして定着している.
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