icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 Ⅱ.腫瘍マーカー

1.CEA

著者: 石井勝1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター消化器科

ページ範囲:P.154 - P.155

文献購入ページに移動
■測定法
 CEAの測定はCEA特異抗体を用いた免疫学的測定法が用いられている.その主な測定法は,プラスチック製材(プラスチック・ビーズ,マイクロプレート,ラテックス粒子など)に結合(不溶化または固相化)させたCEA抗体とアイソトープ,酵素,蛍光あるいは化学発光物質などの標識体をラベルしたCEA抗体との間に検体中のCEA抗原をサンドイッチする方法,CEA抗体を結合したラテックス粒子を用いた免疫凝集法などである.現在市販されているCEA測定キットは20種以上に及ぶが,これらキットに使用されているCEA抗体は最近ではモノクローナル抗体が多くなりつつある.また,それらは血中CEA測定用キットであるが,特殊なものとして乳汁分泌液中のCEAを測定する簡易キットも市販されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?