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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 Ⅱ.腫瘍マーカー

5.CA 19-9,CA-50,SPan-1,エラスターゼ1,KMO1,POA

著者: 竹岡啓子1 西功1 網野信行2

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院臨床検査部 2大阪大学医学部臨床検査診断学

ページ範囲:P.162 - P.167

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CA 19-9・CA-50
■CA 19-9
 CA 19-9は,1979年Koprowskiらが,ヒト結腸直腸癌由来の培養細胞SW 1116をマウスに免疫して得たモノクローナル抗体の1つNS 19-9により認識される糖鎖抗原である1,2)
 CA 19-9は当初,大腸癌の特異抗原として研究されたが3),Del Villanoらがラジオイムノアッセイ(RIA)により最も高率に検出される疾患が,膵癌であることを報告4)して以来,今日では,膵癌,胆管癌,胆嚢癌の診断および切除手術後の再発の判定,化学療法や放射線療法の効果判定に有効な腫瘍マーカーとして広く用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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