icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 Ⅶ.凝固

1.血小板第4因子,β—トロンボグロブリン,血小板糖蛋白

著者: 長谷川雄一1 長澤俊郎1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系血液内科

ページ範囲:P.230 - P.234

文献購入ページに移動
血小板第4因子
■測定の臨床的意義
 血小板第4因子(platelet factor 4;PF 4)は血小板に固有なα顆粒に含まれ,血小板の二次凝集に際し放出される.本蛋白は,血小板以外の組織には極めて微量な濃度でしか存在せず,かつ血小板に対する弱い刺激においても鋭敏に反応すると考えられている.したがって,この因子は血小板が活性化されていることの指標として用いられる.その生体内作用としてヘパリンに対する強力な中和作用が知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?