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増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 Ⅷ.感染症 1.細菌・クラミジア感染症の免疫検査
(1)呼吸器感染症
著者: 山下祐子1 河野茂1
所属機関: 1長崎大学医学部第2内科
ページ範囲:P.263 - P.265
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1.補体結合反応(complement fixation;CF)1)
CFは最もよく用いられている.主にIgGを測定する.抗体価は発病後7〜10日で上昇し,3〜4週間目にピークに達し,以後8週まで32〜64倍の抗体価が持続する.判定は,ペア血清で4倍以上の上昇を,シングル血清で64倍以上(欧米では256倍以上)の抗体価を陽性としている.本法の欠点は,検査に時間がかかること(20〜24時間),感度がやや低いことである.
1.補体結合反応(complement fixation;CF)1)
CFは最もよく用いられている.主にIgGを測定する.抗体価は発病後7〜10日で上昇し,3〜4週間目にピークに達し,以後8週まで32〜64倍の抗体価が持続する.判定は,ペア血清で4倍以上の上昇を,シングル血清で64倍以上(欧米では256倍以上)の抗体価を陽性としている.本法の欠点は,検査に時間がかかること(20〜24時間),感度がやや低いことである.
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